福智山に登ろう [登山]
今日はいつも麓から見てるけど
ハードルが高くて「いつか」「そのうち」って言いながら
先延ばししてた山に登ってみようと思います。
北部九州の真ん中にドーンとある福智山系の中の
その主峰である福智山。
麓からは森林限界の草原部分だけチラっと見える山で
この山があるので市内の移動も峠を越えたり都市高速で
迂回するルートや九州道のトンネルを使わないと移動が面倒なんだよ。
身近にあるけど若い時に登った時に
その辺の有名な山よりきつかった記憶があるので
それなりに体力をつけてからじゃないと無理かもって先延ばしにしていましたが
そろそろ良いんじゃない?って事で登ってきまーす。
人気の山なので登山ルートはたくさんあるけど
一番簡単そうな上野(あがの)登山口から。
登山者用の駐車場もあるので
そこに停めてすこしだけ舗装路を登ると登山口があります。
序盤はこの辺の山でよく見るような植生の
森を歩くと虎尾桜に向かう分岐があるのでそっちへ行って見よう。
下の沢を歩いた方が良いんじゃないか?ってくらい
ボロボロの吊橋を渡って杉木立の中を歩くと虎尾桜。
山の中にポツンと立つエドヒガン桜で
3月8日の時点では開花は0%です。
虎尾桜から更に登ると一度森林管理用の林道に出るけど
すぐに本格的な八丁越えルートの登山道になります。
ほとんど休ませてくれない斜面が続いて
予想通りにきついけど杉の森から雑木林に変化したりと
標高の変化を植生で感じれるルートでした。
登れば登るほど杉が無くなり生えてる広葉樹の樹高も低くなるし
密度も薄くなって明るくなります。
ハァハァ・・・
ほらほら、そろそろじゃない?
ハァハァ・・
ほら、抜けたーー。
森林限界まで登ってこれました。
(下の頂上だけ木がない山が鷹取山)
山系の中で際立って高いため
独立峰のように季節風を受けて低い標高でも
森林が育たないのでしょう。
ススキの草原をすこし登るとススキから熊笹に変化。
ここまで来ると
登った者にしか見れない美しい笹原の中を歩けるので
最高に気分が良いです。
笹原の中にルートの分岐があるので
笹原の迷路道みたいになっていてステキ。
あ~、転がりてーなー。
しかし笹の中の地面は早朝に冷えたためか
霜が溶けてドロドロしてるんだよね。
乾いた登山道を選択して
浮きながら福智山の山頂へ。
ゆっくり着陸して・・・
福智山(900.6m)
登ったぞーーー!
んじゃ、どこでランチにしようかな?
頂上も笹原の覆われてるけど
ランチの前に烏落ルート側にある大きな岩に登らなきゃ。
頂上より制覇した気分になれる岩なのよ。
カメラを回収するため
またハァハァ言いながら登ってランチ場所探しを再開。
平日だけど以外と登ってる人がいてそれぞれ良い場所を
見つけて食べてる中で平坦な岩を見つけたので
今日のランチはココとするっ。
うまーーーい。
2個目もうまーーい。
定番のおにぎりの後は
三色団子。
カロリーを消費した後の糖分って
どうしてこんなに美味しいんだろう?
もちろんデザート後の珈琲も頂きます。
息切れもすっかり回復してるので
珈琲を持ったまま山頂を散策。
では福智山の山頂からの風景も満喫したし
そろそろ下山しましょう。
もちろん飛びながら。
下りは八丁越えルートじゃなくて
上野越ルートへ。
笹原の迷路道の中は一見気持ち良さそうに見えるけど
霜が解けてヌルヌルしてる場所もあるので気が抜けない。
でも景色は大好き。
急登だった八丁越えルートとそれほど離れてない場所を通る
上野越ルートだけどこっちは推奨されてるだけあって緩やかに感じます。
その代わりぬかるんだ道が長かったので
どっちが良いとも言えない感じ。
人に聞かれたら「お好きな方へ」と答えるかな。
登山道を下ってると登りでも感じたように
明るい落葉樹から常緑樹の森に変化。
木々だけ見てると冬から初夏にワープしたような森の変化です。
やがて杉の植林エリアまで下ると
登りで分岐した虎尾桜へ向かうボロボロの吊橋に合流。
分岐のすこし下にある
根性の木。
看板が立ってたけど看板がなくても
足を止めて見てたと思うくらい根っこが凄い。
朝に通過した登山口から
舗装路を下ったら無事に下山でございます。
ハァー、一休み。
一度休むと身体が重い(笑)
ちょっと下に停めた車までヨタヨタと
戻ったら本日の登山は終了。
「お疲れ様でした」
タイムは相変わらず推奨時間よりオーバーしてるけど
安全に登って安全に下れたことが一番。
足の裏の皮全体が痛くなったくらいで
膝などの痛みも出ずきついけど良い登山ができました。
いつかまたレベルを上げて縦走ルートも挑戦してみたいな。
では、また山の上で会いましょう。
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