山の上から [トレッキング]
紅葉も散々見たし
陽が短いと行きたい場所は遠くてツーリングでは行きたくないし
こんな時は健康トレッキングだな。
わたしんちから一番お手軽に歩ける
平尾台へ。
のんびりした時間に家を出たため
登山口の茶ヶ床園地の駐車場は満車だったため
かなり下からスタート。
天気がよくて何時もの平尾台が
格段に綺麗に感じる。
まだ車道を歩いてるだけなのに
すでに山歩きを楽しめてる。
もう紅葉はお腹いっぱいのはずだったけど
所々にに残る木々の紅葉も良い。
で、山歩きの方は「歩き」と言ってるだけあって
どれかのピークを目指す登山ではなく
好きなコースをトレースしながら歩くスタイル。
大鉄塔が見えたところから
いよいよ登山道へ入ります。
ヘロヘロになる前にジドッとく。
ハァハァ・・・
トレッキングだけど急登はやっぱり堪えるわぁー。
なんとか登りきると周防台のピーク。
ここはただの通過点ですが
本日で一番高い場所だよ。
わたしが目指しているのはこの尾根伝いの道を
更に歩いた先の・・・
ここ ↓
天気がいいため
今日はいっぱいパラグライダーが飛んでる。
実はここをゴールにしたのには
パラグライダーが見たかったわけじゃなくて
今日は築城基地の航空祭なのよ。
何時もはプログラムの一番最後にあるブルーインパルスの飛行が
今日は珍しく午前中にあるのです。
前から平尾台の丘の上から見たら
どんな感じなんだろうと思っていたわけ。
演目開始は11:45からで
今は11:20。
お昼にはすこし早いけど
食べながら飛ぶまで待っちゃう。
平尾台で食べる平尾台クリームパンと
恒例の淹れたてドリップ珈琲。
珈琲を半分くらい飲んだくらいで
基地の上空に一直線の煙幕が。
予想はしてたけど・・・「小さっ」
距離があるため
軌跡の煙幕は見えるけど機体は点だよ。
しかし何度も見たブルーインパルスを
見下ろしながら眺めるのは初めてなので面白い。
基地の真上から一気に上昇し
綺麗な弧を描くワイド・トゥー・デルタ・ループ。
遠すぎると言う最大の欠点を除けば
最高の特等席。
会場から見ると
放射状に散って行く演技も
山から見ると噴水。
綺麗。
しかし会場から星型に見えるスタークロスは・・・
横過ぎて微妙な形。
では、見たかったブルーインパルスも見たし
トレッキングの続き。
ルートは草原の端っこにある
天狗岩を折り返すため突き出た尾根を下ります。
尾根の端まで来ると
目印になるような大きな岩が天狗岩。
前に来た時は無かった
新しい看板。
石灰岩だらけの平尾台で
すごく目立つ岩です。
この岩から更に下る。
天狗岩からこれくらい下ったところから
折り返すフラットな道が続きます。
途中にある竹林を抜けると再びカルスト地形らしい
草原の中にはいります。
岩も天狗岩とは違い
丸みを帯びた石灰岩に変化。
トレッキングとはいえ
ここまで歩くと脚がプルプルする。
しかし綺麗な風景に元気をもらいながら
滑りそうな斜面を下ると最後の車道に出ました。
すぐ先のスペースに車を停めているため
ここからは楽にラストスパートできました。
ランチをお昼前に食べて
後半はほぼ下りだったため早い時間に帰宅になったため
夜から今年最後の紅葉狩りへ出でかけ。
今日が最後のライトアップに日だったのよ。
トレッキングから帰ってお風呂に入った後なので
湯冷めしないようにモコモコ着こんで来たけど
思ったより寒くなかった。
色付く木々の間から満月。
(厳密には翌日が満月)
鯉の泳ぐ池。
夜の紅葉もなかなかいいじゃないか。
背景の竹林のリフレクションも良い。
19時に閉園なので
閉まるの早くね?と思ったけど
17半にはもう暗いので十分に巡る時間がありました。
今日は初めての場所からブルーインパルスを見たり
暗い時間にはめったに出かけない場所へ行ったりと
何時もと違う行動をあえてしてみるのも良いなと思えた1日でした。
そしてこの記事を最後に
恒例の冬眠に入らせていただきます。
また暖かい日があってツーリングに出かけたりするまで
ちょっとの間おやすみ。
ではまた九州の素敵な場所で逢いましょう。
玄海島を歩こう [トレッキング]
先月に登った俵山登山の帰り道に
次はどの山に登ろうかと思っていましたが
紅葉真っ盛りの中で今日は島行くぞー。
生まれてからずーっと福岡県民なのにまだ
一度も土を踏んでいなかった玄海島をトレッキングするため
博多港にやって参りました。
ベイサイドの最大800円の駐車場に車を止めて
7:10の玄海島行きの船に乗ります。
フェリーじゃなくて高速渡船で
デッキに出れないため船内の座席で大人しく45分ほどスマホで
ゲームなんかをやってる内に島に到着。
玄海島、初上陸。
島好きにとっては一番ワクワクする瞬間。
渡船の桟橋と漁港が一緒と言うのが
島らしくて良いな。
船の乗客の8割は釣り客で
残りは島民と私って感じでした。
島を歩き始めると島らしい光景が、
島猫たち。
カモメもいっぱい。
どのカモメも均等に距離を保ってるのが面白い。
(羽がお互い干渉しないように運動会の両手を広げて整列みたいになってるのか?)
港から歩き始めて
島で最初にすることと言えばコレ ↓
島の神様に挨拶。
とは言ってもこの神社の階段が
鬼段だったため本殿は後で寄ることして挨拶は下から失礼。
参道の鳥居の横には
西方沖地震で倒れた鳥居が残されていました。
痛々しく折れちゃってる。
ではバイクじゃないため
どう向きに島を巡っても良いのだけど
いつもと同じように時計回りで島を散策開始。
すると集落が無くなるところに
響ホイホイがありました。
海を背景にした美しい
ホイホイだ。
魔法陣で体力を補給したら
歩き始めます。
(まだなんにも消費してないけどな)
海岸の道に出て歩きはじめると
ずーーーっとこんな感じで平坦率100パーセントの
海が近い道が続くぞ。
振り返ってチラっと見えている建物は
今は使われていない島の火葬場。
こんな海沿いにあるなんて
島ならではの立地だな。
島に来る人はみんな徒歩で港付近で釣りしてるし
民家も港付近にしかないため外周を通る車もバイクも皆無。
車も人もまったく来ない環境の中で野鳥たちも安心して
道路沿いで寛いでいるみたい。
普通なら電柱のてっぺんとかに居るトンビだけど
電柱無いからガードレールが定位置。
飛び立つスタートが低いから
飛んでも私より低い場所を飛ぶよ。
(風に乗らないと高く飛べないからね)
降り立つ場所に二羽。
ツガイかな?
手前の子の方が優しい顔してるから
雌かも。
(勝手な想像です)
海沿いなのできっと居るはずと思っていた
イソヒヨドリ。
可愛い。
秋らしくツワブキを見ながら
先へ進むと柱島が近くなってきた。
ここって本当に福岡県なの?って
思っちゃうくらい離島感が凄い。
玄海島は花崗岩で見えてる柱島には
柱状節理が見えるため島の由来は火山なんだろうね。
風化してギザギザになった花崗岩と柱島。
見えない側にも波の浸食で出来た
洞窟がいっぱいあるらしい。
柱島の手前の小さな島には
鵜の大群。
カモメのナブラも立っていたため
魚もいっぱいみるみたい。
そんな自然いっぱいの風景を見ながら
ランチタイムには早いのでスイーツと淹れたて珈琲タイムにしまーす。
山と違ってコーヒーをドリップする
平坦な場所が簡単に見つかるのが良い。
珈琲を飲みながら堤防にボーっと座って眺めてる場所は
大浜と言ってこんなでっかい花崗岩の岩もあります。
(写真はフェイクです)
岩の大きさはフェイクじゃなく
わたしとの比較で伝わるかな?
荒々しい岩の風景があるものの
海の透明度は最高。
絶景を眺めて珈琲を飲み干したら島一周の後半へ。
するとこんな廃墟が見えて来ました。
立神岩と呼ばれる岩にある廃墟は
なんの説明版も無いけどタブン漁業関係の
監視台のようなものか?
立神岩から見る海。
遠くに小さな島が見えるけど
ズームしてみるとここも鵜のコロニーが出来てるみたい。
ガラパゴス感が凄い。
トレッキングは続き
島歩きの終盤。
ガードレールのあった西側と違って
東側は荒れ気味。
更に進むと福岡の街並みがシルエットで見えて来た。
キラキラしてて綺麗だ。
島を一周し終えて玄界島の集落へ戻って来ましたが
地震後に建物が建て替わっているためどれも立派です。
島感が薄い。
下水のマンホール ↓
どう向きで見るのが正解なのかわからない。
交差点の止まれマーク ↓
猫バージョンと
犬バージョン。
あ、そうだ。
ここ玄海島って昔ながらの不思議な風習があって
島では犬を飼ってはいけないんだよ。
と、書いたけど佐賀の加唐島と勘違いしてた。
数年まえにその加唐島を歩いているのに
その事を書いてないので忘れてた。
そのなのに犬を1匹も見ないまま先へ進むと
モノレールを発見。
レールの下に階段があるのでこれを登れば
見晴らしの良いところまで行けるかな?
が、しかし・・・
ずーっと平坦な道ばかりを歩いていて忘れていたけど
坂道と言うか階段ってこんなにキツかったのか?
ハァハァ・・・
ここまで一回も汗かいてなかったのに
ビッショリだぞ。
一番上に玄海島小中学校がありその裏手の道を行くと
若宮神社がありました。
ジャングルの中にある神社みたいな雰囲気でした。
若宮神社から戻って
玄海島小中学校の校門の前から眺める風景が
また絶景。
福岡県で一番ロケーションの良い
学校とうたってるだけあるな。
集落の中にもいたる場所に海を眺める方角にベンチがあります。
住民の方はもう見飽きてるためか
座ってるのを見なかったけどな。
集落の端までくると
最初に下から挨拶しただけの神社がありました。
「小鷹神社」
きちんと本殿で参拝したものの
流石にもう疲れました。
帰りの船に乗るため
ゆっくりと下りましょう。
下りながら見る海も美しい。
あ、響ホイホイが上から見れる道だったみたい。
こんな風景を見ると
ここは離島なんだなーと感じる。
海岸線まで下って帰りの船が着く桟橋へ。
猫たちはお昼寝の時間らしい。
定刻通りに帰りの船に乗り
博多港に帰還しました。
駐車場代800円を払って
安全運転で帰りまーす。
船賃:博多~玄海島=¥800
船賃:玄海島~博多=¥800
駐車場代=¥800
8並びな玄海島のトレッキングで
県内の島の魅力を再確認した1日なのでした。
男池苔セラピー [トレッキング]
今日の響の休日は登山は暑くて無理なので
軽いトレッキング。
ときおり夏の青空が見えるだけで雲が多い日に
久しぶりにくじゅう連山の裾にある男池に来てみました。
森の中の川は湧水ががなれているため
1年中綺麗な水が流れていて半袖だとすこし肌寒いくらい。
本来なら湧水池から名水の滝まで散策できる場所だったのだけど
落石の危険箇所があって滝まで行けない代わりに
ちょっとだけ平治岳の登山道の序盤だけ歩いてみるつもり。
まずは苔に囲まれた原生林に顔出す
キノコ王国の住民達に挨拶。
よく見る奴もいれば
あまりみない奴も住んでいます。
これは初めて見たかも。
裏側が抹茶色。
抹茶に対して珈琲ミルクなキノコ ↓
珈琲の付け合せに合いそうな
お菓子みたいなキノコも。
焼き目に見えるよね。
大きさは一口サイズくらい。
食べると幻覚で異世界に転生されそうだ。
湿度100%の森の中で
この後も名前もわからない住民がいっぱい。
九州では少ないブナの木に
でっかいフリスビーが刺さってるようなキノコ。
あれを足場にして登れそうだし。
たぶんサルノコシカケだと思うけど
でっかいよね?
樹齢何百年の大木には苔もいっぱい。
その苔に中に大きな奴を
見つけた。
巨大なナメクジだよ。
ヤマナメクジだけどわたしの指より大きい。
ここからはタイトル通りに苔に癒されまくりましょう。
苔に囲まれた遊歩道を進むと
男池の湧水池があります。
ツーリングでも何度も来ていますが
変わらず綺麗な水が湧き出てる。
火山地形の中なため
渓谷のような川じゃなく底は火山灰などが沈殿した泥の場所が多いけど
水が綺麗なので清涼感満点でございます。
人の手も入ってないため
原生の森の雰囲気がそのまま。
男池のすぐ横には石を持つ樹。
今日もがっつり掴んでるよ。
この石を持つ樹の前には
たぶん男池周辺では最大だと思うケヤキの巨木があります。
森のパワーが詰まってる樹。
その森の主が守る苔の世界。
立ち止まって360度周っても
緑に包まれてる感がステキ。
きっと妖精がいると思うような
命の森です。
目で見て触って癒される1日でした。
で、登山道はほんの少しだけ上がってみたものの
景色は川沿いの遊歩道より良くないし天気も悪くなりそうだったため
ここで切り上げて帰り道に日田焼きそばを食べて帰還。
バイクじゃなくても九州Loveな
響の休日でした。
高原を歩こう [トレッキング]
5月最後の響の休日。
今日はツーリングでも登山でもない
ゆる~いトレッキング。
(散歩とも言う)
温泉の鉄分などの成分が流れ込んでいるため赤くなった川を渡って
大好きな長者原の蓼原湿原を歩きます。
ピンクのフワフワなシモツケソウが咲いてないかな~って
思ったけどまだ早かったらく蕾すら無い。
咲いてる野草の種類は乏しかったけど
ホオアカが綺麗な声で鳴いていました。
野焼で維持されてる草原の中の木道を進むと
原生林の入口で坊がつると自然探索路との分岐があるので
探索路側へ。
この時期にここに来たのは
野草も見たかったしエゾハルゼミの声を聞くためで
予想通りめっちゃ鳴いてる。
しかし赤松などの高い場所に止まってるためか
全然姿を確認できないよ。
お目当てのハルゼミは声だけだったけど
他の子は出てきてくれました。
綺麗なイトトンボと
セリ科の花にいるゾウムシのペア。
よく見ると小さなアリも蜜を食べにきてるようです。
湿原から出た後は普通の原っぱへ。
ヒメヒゲナガカミキリ。
ハルジオンに寄って来る
ヒラタアブの仲間。
ホバリングが上手。
同じくホバリングが上手なトンボ。
休憩中のヨツボシトンボだけど
そっと手を近づけると握手してくれた。
ちゃんと手を出してタッチしてくれてるよ。
池の近くにはコシアキトンボも休憩していました。
こっちは手を伸ばすと逃げちゃった。
やっぱり水辺は面白い。
水辺からいつもの散歩道に移動して
花の中を見てるとカナヘビがいました。
花によってくる小さな虫を狙ってるのかな?
黄色い花には黄色い
モンキチョウ。
目の色はキミドリだったのね。
花がいっぱいってことで
蜜を求めてブンブンと羽音を立てて花から花へと
一生懸命に蜜を吸う奴。
「オオスカシバ」
似てる虫でよりハチドリと同じようにホバリングして蜜を吸う
ホシホウジャクがいるけこのオオスカシバはちょこっとだけ
花に足を掛けて蜜を吸うのが特徴です。
毛並みの感じはこっちのほうがハチドリっぽくて
蛾の仲間とは思えない可愛さ。
そんな自然いっぱい花いっぱいの響の休日の
翌日はインドアで過ごす1日でした。
飛んで来たよ。
カバーをめくるとGPZ900Rが出て来た時は
声が出そうだった(笑)
以上、響の休日でした。