原尻の滝ツーリング [ツーリング]
朝の6時に香春(かわら)のR(あーる)に集合。
コンビニで朝食を食べるためすこし早く着いたら
まだ暗かった。
早朝なのでいつものように
ご近所さん限定でその中でも起きれる人だけ来れれば良いかな?って
感じで号令かけたらみんな来たし。
誰も「集合時間早くね?」とか言わず
素直に集まる変態5人。
インカムが新しくなって5人揃うのは久しぶりなので
この機会を使って全員のインカムを繋いでツーリング開始。
行先は大分県の緒方町にある原尻の滝付近で
高速を使わないのに大きな方のバイクで来たのは
銀ガメ号さんの車検が終わってきちんとツーリングしてやろうという
完全に個人的な理由だったりする。
それも企画者の権限。
その代わりほとんどわたしが先導いたしますけど。
早朝のファームロードを抜けて
瀬の本高原へ。
瀬の本高原からやまなみハイウエイ周辺は
野焼き後でまだ緑が復活してないため
荒涼としたような風景。
良く見れば焼けた土の中にはキスミレなど
春の野草が咲いてるのだけど走りながら見る限りでは
あまり綺麗とは言えない風景。
ミルクロードを少し走って
國造神社に下る道で阿蘇のカルデラに降ります。
下った所の手野の集落の中にある
芝桜にちょっと寄り道。
咲いてるには咲いてるけど
去年より規模が小さいかな?
それよりも普段は誰も来ないような畦道にあるため
道はセイヨウタンポポだらけで綺麗。
それを撮るもちっこさん。
撮られるダンデライオン。
わたしは綺麗なフワフワを探す。
まずはこのタンポポの咲く手野の芝桜で集合写真を撮るのだけど
今日はせっちゃんとオレンジパンツが被って双子コーデだよ。
仲良しでよかろう?と思ったら
みんなあまりにも面白がって見るので
全員に呪いをかけてやることにした。
わたしはこの魔法を『オレパン』と名付けたよ。
(オレンジパンツになっちまえの呪文)
このツーリングの間
集合写真撮る時は毎回この『オレパン』の呪いをかけてやる。
『オレパン』
~♬テロリン♪~
こんなオレンジパンツの仲良し5人で
ツーリングしています。
んじゃ、先へ。
阿蘇山も良いけど
個人的に阿蘇の農村の風景が好きなんだよね~。
癒される~。
それとここから阿蘇山に向かって一直線に向かって
伸びる一本道。
阿蘇山に向かってビヨーーーン。
登っても眺めても雄大な阿蘇に向かって
走ります。
向かうのは見えてる阿蘇山の反対側の
南阿蘇なので箱石峠方面へ。
標高が高いためか
まだ咲いてるソメイヨシノと牧場。
しばらく野焼きされた真っ黒な大地を見て来たけど
この周辺はまだ野焼きされてないみたい。
なので通過する予定だったけど
箱石峠の展望所に寄ってみたよ。
定番中の定番スポットになったけど
天気が良いので最高の眺め。
峠を下って高森町へ出たら
広域農道を通ってわたしの好きなキャンプ場の桜。
根子岳の裾にあるキャンプ場で
品種の名前はしんないけどすごくピンクが鮮やかな
桜が咲くんだよ。
ピンクの桜と阿蘇の主峰の高岳。
そして集合・・・
忘れずに『オレパン』
~♬ピロリン♪~
仲良く10秒で遠くまで走ったら
前半のメインであるサクラミチへ。
森を抜けて空が広くなったら
桜に囲まれます。
最高の天気と最高のタイミング。
しかも人がまだ多くなく
順光で綺麗に見れる午前中に着くようにしたため
最高の眺めを楽しめました。
停まって眺めても
ヘルメットのシールドを開けたまま
のんびり走りながら眺めてもどっちも楽しい。
本来はこんな風に牧草地を根子岳の風景だったのだけど
やっぱり日本人って桜がどんだけ好きなんだ?ってくらい
植樹が進んでる。
数か所入れるようになっているため
インカムを繋いだまま散策していると
タンポポも咲く綺麗な場所を見つけたのでみんなを呼んでみた。
会話できる距離にいるのに
インカムでしゃべれるためヘルメット星人のまま
桜の森を歩き回るオレパン5人。
サクラミチの距離が長いため
その後もおのおの好きなスポットで自由時間を過ごします。
それなりに時間も使ったため
インカムで道を下るように指示して集合を待つ。
ひらけているためこの距離でも余裕で会話ができちゃう。
響の絶景スポットで待ってると
最後のもちっこさんが下って来た。
もちっこさんから撮影代金をもらえそうなほど
かっこいい写真が撮れてしまった。
サクラミチ遊びを終えたらまだお昼前だけど
ランチ場所を探しますが近くにある赤牛が食べれる
やま康は開店前なのにもう順番待ちが凄いためこうさんが
ナビで案内してくれたピザ屋へ。
わたしたちより少しご年配な女性がきりもりする可愛い
ピザ屋さんでもちっこさんが店内に入った瞬間
「あら、お嬢っちゃん」と言う店主の言葉に
吹き出すおっさん4人。
この日もちっこさんは解散するまでずっと
「お嬢っちゃん」と呼ばれることになりました。
(小学生か?)
ピザは待つ事なくどんどん焼かれて出てくるのだけど
トッピングされてる野菜は敷地で
採れたばかりの野菜でシャキシャキでとっても美味しい。
ほどよくお腹を満たすことができたため
高森町で給油を終えたらツーリングでめったに通らない
R265の高森峠へ。
峠を登った先で脇道に入ると
後半最初の寄り道スポットの吉見神社に到着。
ここは草部吉見神社と言って
日本三大下り宮と言う珍しい神社なんだよ。
(※響の知恵袋:他は宮崎県の鵜戸神宮と群馬県の貫前神社)
普通はヒィーヒィー息を切らしながら
階段を登ると本殿がある神社がほとんどだと思うけど
ここは鳥居を潜るといきなり眼下に本殿が見えるのよ。
あまり体験したことない眺めだ。
本殿に下る森も
大きな杉の木があってとっても神聖な雰囲気に満ち溢れています。
わたしが目指す神社としては珍しくメジャーな神社なため
もちっこさんが集めている御朱印もありました。
きちんと本殿で挨拶して
本殿の外周を廻ってみると面白い顔の狛犬が。
金歯で笑う狛犬。
狛犬は工作レベルだけど
本殿の彫刻は芸術レベル。
どれもずごく立体的で素晴らしい。
本殿の裏手には巨木もありました。
生命パワーを分けてもらいましょう。
それと泉の湧き出るパワースポットには
かっこいい龍もいるよ。
ペタペタ触って龍神の御利益もお借りしましょう。
こうして参拝を終えたらバイクまで戻るのですが
そうだった・・・
登らないといけないんだった。
きつっ。
ここからは
緒方町までは一番ショートカットになる
県道8号を走ります。
剣道じゃないけど
ブラインドコーナーも多いため
先導さんは慎重に走らないといけないよ。
そんな山奥を貫く県8の途中に
こんな枝垂れ桜の森が出現。
たまたま道すがらにあったのだけど
木も大きくて素敵。
しかも足元にはわたしの好きな
カエルがいっぱいいるじゃないか。
ケロケロ。
見つけたら捕まえずには居られない
カエル好きの本能。
アマガエルの楽園か?って思えるくらい
足元はアマガエルだらけで
いっぱいいるためレアカラーも居たよ。
かっこいい迷彩カラー。
思いがけない場所で出会った響の枝垂れ桜の森で花見をしたら
竹田を通過。
その途中ですごく雰囲気の良い沈下橋を見つけたので
インカムを繋げてじゃんけんで負けた人が橋を渡って
Uターンして戻ってくるという遊びを。
2つの川が合流して中州には
1本桜があるという旅情あふれる沈下橋でしょ?
しかも橋脚が石積みなのもこの地方らしさを感じる。
じゃんけんで負けたとのじんを撮ってあげて
先へ進みます。
ルートは県8から反れて
マイナーな道。
2羽のヤマセミを見ながら
細い道を突き進むと本日の
「隧道が好きだ」のスポットでございます。
「鹿目隧道」
すっごくかっこいい隧道なんだけど
どうもここって一回来た事があるっぽい。
もういっぱい巡ってるとどれを行って
どこがまだ行ってないかわかなくなっちゃうんだよ。
しかしこの隧道はまた来てもいいと思っていたので
マップから印を消していなかったらしい。
岩盤むき出しの洞内。
照明が点いているため現役の隧道ですが
利用者は限りなく少ないと思います。
トンネルと言うより
洞窟といってもいいような坑口。
幽玄な隧道を堪能したら
本日の目的地の原尻の滝。
がっつり観光地でございます。
道の駅もあるし。
今日は滝の上で撮って欲しいというリクエストがあったため
滝壺に降りて滝の上を通過するこうさんととのじんを撮ってあげました。
ヘルメットをすでに脱いで滝の散策しているため
滝より行き過ぎてると連絡ができずにすこしズレちゃっていますが
それなりにかっこいいのでOK。
バイクを停めて戻って来るこうさんととのじんを滝壺で待って
『オレパン』
~♬ピロリん♪~
パンツはオレンジですが
原尻の滝のポストは青い。
ポストの立つ茶屋の裏には
「1日1カッパ」
美乳な河童さん。
後は滝の周辺に咲き誇るチューリップ畑へ。
予想通りに満開。
フリルのついた品種。
花園並みにいろんな品種が咲いてて
見ていて楽しくなります。
その中でも
いろんな色の寄せ植えのエリアが一番綺麗でした。
そんなカラフルなチューリップ越しに見る
カラフルなオレンジパンツ集団。
あ、呪いが解けかけてる(笑)
最後にバイクでチューリップ畑を廻って
原尻の滝を後にします。
緒方町からは竹田に戻って
R442に出る前にどうしても寄っておきたい
場所に寄らせていただきました。
こんなところまで来ても
やっぱり「響ホイホイ」
超絶マイナーな響ホイホイに付き合ってもらいました。
魔法陣に捕獲されたら
ここからは先導じゃんけんをしてもらって
負けたこうさんの先導にチェンジ。
R442に出ていずみ屋で
ピーナッツジェラート。
手ビネリで盛られたジェラートの中心は
ハートだよ。
スイーツタイムの後は
インナージャケットとネックウォーマーを装着して
帰路につきました。
日田のセブンで小休止の後
再び先導しゃけんをしてまたこうさんの先導。
(こうさんじゃんけん弱えー)
せっちゃんの地元まで戻ってくると
陽が長くなってる時期ながらもう薄暗くなってしまいました。
朝の6時から走り始めてもうすぐ19時になるため
ブラック企業並みの拘束時間になってる。
暗くなったついでにバイパスまで出て
夕ご飯を一緒に食べて帰ることにします。
トンカツの意見が多かったため
浜勝でトンカツ。
食べて楽しいお話をした後は
お店の駐車場で解散になりました。
お疲れ様ーー。
バラバラになった後は銀ガメ号さんにも
夕ご飯を入れてあげて今日のツーリングはおしまい。
思ったより距離は走ってなかったけど
高速道路を使わずに400kmオーバーならいっぱい遊んだって事だな。
早朝から絶景やインカムでのくだらない会話で
終始たのしいツーリングでした。
それでは早朝からご乗車お疲れ様でした、
またのご乗車をお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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SAKURAツーリング [ツーリング]
3月最後の日。
ちょうど桜が満開の時。
仕事に行くときや
そうじゃない時でも移動中に桜はいっぱい見れてるのですが
今日はちゃんとツーリングで花見をしたいと思います。
出発が遅かったためお気に入りルートを巡る事になって
新鮮味はないのだけどその代わり
ハズレの無い安定した花見ツーリングが楽しめました。
品種の名前が分かんない桜も
定番のソメイヨシノも満開。
幹から直接花を咲かせるイレギュラーなやつ。
時期としては散り際になるため
ほんのりと赤くなって一番綺麗だと思うタイミング。
満開の桜の下には
可愛いネモフィラも。
ツーリングは豊前方面に行くことにして
赤村の桜並木を通過。
走りながら舞い落ちて来る花びらを避けながら当たらないゲームをしたり
アクセルを持ってない方の手で捕まえたりしながら
アグリライン方面へ。
そのアグリラインへ入る前の
今川沿いの桜。
二階堂のCMのロケ地でもあるため
木の橋のポイントにはカメラを持った人がいつもより多くいたよ。
快走ルートに入ったら
私の花見ルートの一つの葛城神社妙見宮。
桜はちょっとしかないけど
何故か惹かれる場所なんだよね。
池があるので河童の血が騒ぐのか?
あ、ヒビッキーを家に忘れた(汗)
日本らしい鳥居と桜を見たら
今日のメインスポットへ。
今年も満開の時に来れました。
木がまだ小さいため
今後が楽しみなスポット。
適当に撮っても綺麗に撮れる
ズボラに優しいピンクの枝垂れ桜。
木は小さくても
茜ちゃんも小さいのでバランスは良い気がする。
満開の枝垂れ桜に
田の神様も気持ちよさそう。
とり囲む山々も
ポツポツと桜が咲く春らしい風景に包まれます。
そんな風景を見ながら
「今日のランチはココとするっ」
焼きたてパンを来る途中で買って来てて
食べ終わったら淹れたての珈琲タイム。
花見と言うよりこのホッとする時間を過ごすために
走って来たと言ってもいいかも。
川のせせらぎとウグイスの声を聞きながら
至福の時間を過ごしたらツーリングの続き。
しばらく走って岩岳川沿いで見つけた桜のある
公園に寄り道。
特に並木が続いてる訳でもないのだけど
地面が桜色。
散っても綺麗。
凄い桜吹雪なのだけど
なかなか動画や写真が伝えれないのがもどかしい。
上も下も桜まみれ公園でした。
豊前の方まで走って
お気に入りのマイナーな並木。
今日も私だけの桜並木。
田んぼの畔も春。
蓮華やピーピー豆(カラスノエンドウ)にシジミチョウや
ヒョウモンチョウがヒラヒラと舞っています。
ここに居るのはわたしと蝶たちだけ。
並木の最期は小さな橋。
と言う事で桜巡りはこれくらいにして
後は普通にツーリング。
特に行先は決めて家を出たわけじゃないけど
なんとなく八面山に登って見る事にしたよ。
桜と新緑の森を抜けながら
登山道を登って標高が上がると季節が一つ前に戻ったような
風景になります。
山頂ではなく天空の展望台に到着。
春らしく霞んだ眺望だけど
とっても良い景色。
周りは巨石がゴロゴロで
乗って眺めても良いし
持ち上げるのも良しでお好きなように過ごせれる場所。
一応展望台になってるため
貸し切り状態ってわけにはいかないため
ちょっと移動して貸し切りの場所へ。
この丘を登れば
展望がわたしだけのために開けてくれます。
霞む水平線の向こうは瀬戸内海。
しばし絶景を独り占め。
このまま座り続けたら仙人になっちゃうかもしれないので
帰るよ~。
山を下って
英彦山越えで帰る事にしてその途中にある
耶馬渓の青の洞門に寄ってみた。
ツーリングの初っ端にネモフィラが咲いてるを見たので
咲いてたらいいな~的な希望を持ってやって来たわけですが
・・・
・・・
咲いてた。
しかも満開。
普通は桜が終わった後くらいに咲くイメージがあったのだけど
今年は桜もなにもかもすこし早めに咲くらしい。
と、ネモフィラを見てると
ついさっきすれ違った赤いバイクが戻って来た。
知ってる人?
エアベンチさんやった。
バイクで出会うの初めてかも。
わたしは気付かず普通に会釈しただけだったのだけど
茜ちゃんと私の雰囲気で気づいてくれたらしい。
阿蘇から竹田方面を走って来たらしく
色々と情報を聞いたり飼ってたヤギのお話をして楽しい出会いでした。
エアベンチさんを見送って
再びネモフィラ。
耶馬渓らしい奇岩の崖を背景に咲く
空色の花が可愛い。
青と青に挟まれたらわたしも帰路へ。
英彦山経由で帰る予定だったけど
クネクネ道が面倒になったので来た道と同じアグリラインで。
のんびりしてたため
帰る前に日没になったので結果的に
英彦山越えしなくて良かったかも。
夕陽に照らされる桜。
本当に日本人って桜が好きなんだなーと思うくらい
視界に桜が入らない事が無いよな~と感じながら走ったツーリングでした。
ガレージに戻る前に茜ちゃんに給油して
ツーリングはおしまい。
暖かくなったためか
燃費が素晴らしい。
では昼前からの中途半端な時間からのツーリングでしたが
ご乗車ありがとうございました、。
またのご乗車をお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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菜の花満開国東ツーリング [ツーリング]
今日はツーリング。
いつものように思い付きのツーリングだったため
早朝に目を覚ました布団の中でLINEでご近所さんに
ツーリングすると入れて香春のR(かわらのあーる)に向かっていると
雲海のような雲が香春岳にかかっていました。
ちょっと幻想的。
田んぼの道からの眺めだけど
田んぼには稲じゃなくぺんぺん草の大群生。
ぜ~~んぶナズナ。
朝露をまとったナズナ。
きっと今日はいい天気になりそうだ。
香春のRに行くと
早朝からちゃんとLINEに気付いたおじさん2人を
捕獲する事ができました。
せっちゃんととのじん、今日は宜しくお願いします。
朝起きてからのツーリング企画なんて
ご近所さんしか誘えないけどさすがにこうさんともちっこさんは
どこか別の所にツーリングに行ってるみたい。
行先は大分県の国東半島って事で
アグリラインを走って上毛でトイレ休憩後は
宇佐のまっ平の平野部の道を適当に。
平野部なので
国東の山々がずっと見えているため
適当に走っててもそっちに向かう道を選んでればいいだけなので
スマホのナビも何も無しで走れます。
しばらく走って
平野部らしい風景の場所。
麦の若葉の緑がどこまでも広がっていて
めちゃくちゃ気持ちがいい。
国東半島の長崎鼻の菜の花が最初の目的地って事で
豊後高田から海岸線をずっと走ってれば
行けるのだけど海岸線は交通量も多くてダルいので広域農道経由で向かいましょう。
途中あまりロスタイムをつくりたくないので
ナビを起動させて最低限の遠回りをしただけで長崎鼻に到着。
何度も来てるけど
何度も来てもいいくらい美しい。
去年は同じ場所にひまわりを見に来てみたけど
ほとんど種状態のひまわりを見ただけで終わった場所。
天気にも恵まれて
最高の眺めだ。
岬の先端側に駐車場があるのだけど
これだけ満開の週末と言うこともあって混んでるため
わたしお勧めの穴場からアプローチ。
岬に向かう道から移動して
裏ルートに向かいましたが流石に数年の間に入れなくなっちゃってた。
(その代わりに駐車スペースも整備されています)
でも歩いてもちょっとなので歩いて菜の花畑の中へ。
海と段々畑の菜の花。
対馬の海も綺麗だったけど
菜の花越しに見る海も最高に綺麗だ。
あ~、ここ良いわ~。
ジドリしたいけど10秒じゃ遠いよなー・・・
あ、今日は撮ってくれる人おった。
撮ってもろた。
そんな事をしながら菜の花畑を歩く。
絶景の中にあるベンチ。
菜の花の匂いはイマイチだけど
眺めは最高。
では長崎鼻を出る前に集合。
今日はこんなむさ苦しいおじさん3人で
遊んでいます。
次は同じく花を愛でるスポットですが
海とは反対に山奥に向かいます。
綺麗な道から林道へ。
細い林道をグイグイ登って行くと
西方寺のミツマタ群生地。
毎年同じ場所に行かないように各地の群生地を巡って来ましたが
一周回って再び西方寺のミツマタに戻って参りました。
数年ぶりで植樹も行われてるようなので
前に来た時よりすこし増えてる気がする?
週末と言うこともあって一番のフォトスポットが
駐車場みたいになっちゃっていたのでそこを避けて見学。
しかしミツマタって
大群生して凄いのだけど写真で撮ると地味だよね。
ピンクだったらいいのに。
まぁ、元は和紙の原料で植樹されてるので
花の色とか関係ないだろうけど。
群生地のある林道の大半がダートなため
奥の方まで来るとほとんど誰も居ない。
ミツマタ愛で放題。
茜ちゃんもミツマタに埋もれ放題。
バラバラで散策していた3人も最後のスポットで
合流したため下山してランチへ。
山の中には食べる場所がないため結局
海岸線まで出ないといけないよ。
すっごく好きな里山の風景を見ながら
国道を目指すぞ。
竹田津付近から国道へ。
しかし一軒目はなんと日曜が定休日(田舎あるある)
道の駅くにみに行くものの
レストランがリニューアル工事のため閉まっとる。
やばい、ランチ難民になりそう。
仕方なくバイクに戻ろうとしてると
バイクを停めた真ん前にたこ焼き屋さんがあったので
それを買って海岸で食べる事にしました。
わたしは特に食べたい物を目指してツーリングしてる時以外は
好きな風景を見ながらランチを食べるのが好きなので
このチョイスが逆に嬉しかったりする。
3人並んで海を見ながらたこ焼きを食べて
午後はせっちゃんの先導で穴ポコに行くよ~。
今から行くのは
もちろんわたしの「隧道が好きだ」のスポットで
バイクのまま行けない隧道でございます。
細い林道に入るものの
険しい道を走る事もなく徒歩のスタート地点に到着。
古い隧道とは言え元は道だったわけなので
こんな道を歩きます。
車じゃなくて牛や馬で移動していた時代の隧道のある道。
隧道の名前は前から行きたいスポットだったため
知っているのだけど初めての場所で
せっちゃんととのじんが前に来てるらしいため案内してもらうことにして
後ろを付いて行くだけの楽な探検。
・・・のつもりだったのに
ちょっと雲行きがあやしくなってきた・・・(汗)
「歩いてすぐって言ってなかったか?」
しかも「ここ馬や牛が通ったの?」って思う道に。
かすかに道らしい痕跡があるのだけど
ほぼ自然に還ろうとしている。
しかも途中に倒木で道が通れなくなっちゃっているため
トラバースルートを探さないといけないよ。
やばい、
マイリストツーリングらしい風景になってきやがった。
とてもツーリングの一コマとは思えない
崖登りをして辿り着いたのは「一円坊隧道」
よくぞ今まで残ってくれていました。
隧道の底はそれなりに埋まってるいるものの
思ったより崩落などは少ないようだ。
まだノミの痕がくっきりと残っています。
険しい峠を安全に通れるように
苦労した昔の人の生活を感じれるような隧道探検でした。
戻りは登る時に安全そうなルートを見ていたため
楽にバイクまで戻ったら次のスポットへ。
国東半島の山の中から
半島の中心部を横断する爽快ルート。
新しい道も開通してて
最高に快適な道になってた。
次のスポットも最近せっちゃんが行ってたので
案内をお願いして楽ちんなまま目的地の金輪島に到着。
干潮時にしか島に近付けれないので
ちゃんと干潮の時間を調べて来たよ。
小さな漁港にバイクを停めて歩くのだけど
停め方が自由すぎる3人。
階段の下は漁港にありがちな
コンクリートのスロープかと思ったら砂浜だよ。
船も引きあげれそうなほど固く締まった
砂浜でした。
その砂浜から歩き始めますが
いきなり岩ゴロゴロ。
最初は波に削られた丸い岩がいっぱいから
段々と荒い面の岩ばかりになってきてどうも横の崖から落ちてるようで
崖に近づないように注意しながら歩きます。
辿り着いた金輪島は漁港からだと
ただ尖がった岩山に見えるけど歩いて近付くとぽっかりと穴が開いてるの。
岩のてっぺんに松の木が映えてて
リアル盆栽。
自然が作り出す素晴らしい造形だけど
岩山の頂上部は崩落しないようにコンクリートの吹き付け
処理がされてるみたい。
それでも今にも落ちそうな岩がむき出しになってるため
いつまでも見れる風景じゃないかもしれない。
自然の作り出す芸術に感謝したら
バイクまで戻って帰るルートへ。
杵築まで来ると遠いのよ。
特に高速を使えないちびっ子バイクで来た時はね。
国東半島からるるパーク(大分農業文化公園)の前を通る
ルートから宇佐へ。
がっつり走ったので宇佐のエンジェル像のあるローソンで休憩。
スイーツタイムが無かったのでここで
糖分を補給しながらトノジンもちびっ子バイクって事で
近くにある隧道に寄り道してみることにします。
鷹栖観音堂に続く
車で行くと細いし川に落ちそうで泣くかもしれない道。
今日の隧道は全部素掘りシリーズになったな。
この道を行き止りまで行くと
鷹栖観音堂。
崖の中にお堂がある好きな場所。
車で観光する時は細い道じゃなくて
鷹栖つし橋公園から吊橋で行くと楽だよ。
前に来た時はバイクを押して吊橋を渡ったけど
帰る方向と逆なので戻ります。
鷹栖観音堂の前でネックウォーマーと
インナージャケットを着てアグリライン。
最後は平成筑豊鉄道の沿線の菜の花が綺麗だったので
寄り道しま~す。
列車来る?
せっちゃんが時刻を調べてくれると
30分以上待たないといけないらしい。
(ローカル線にしては待たない方か?)
みんなバラバラになる前に
どこかに停まろうと思っていたため
今日はこの菜の花に囲まれた場所で解散の挨拶。
脚長シルエットに酔いしれるおっさん3人は
走りながら道なりに離脱。
後ろにいたはずのトノジンもいつの間にか
消えてた(笑)
バイパスを使わずにのんびりと川沿いの道を選んで帰ってると
夕焼けタイムになりました。
雲がくっきりしてない夕景だったけど
沈む瞬間だけは綺麗でした。
ガレージに帰る前に給油して
今日のツーリングはおしまい。
前日に寝落ちしてしまい早朝のツーリングのお誘いをしたのに
ちゃんと付き合ってくれた2人に感謝なツーリングでした。
桜は開花したばかりなので
また満開になればどこかに走りたいと思うので
ご乗車お待ち申し上げます。
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車検前に花見ツーリング [ツーリング]
早いもので銀ガメ号さんこと
BMW RnineTも3回目の車検を迎えることとなりました。
5万7千キロで迎えた7年目。
(茜ちゃんがあるのであまり距離は伸びてないケド)
すごく気に入ってるので
まだまだ乗る予定。
もし体力的に大型バイクが辛くなってもガレージにはずっと入れておきたいほど
わたしのツボにはまってる相棒さんなのでございます。
4月登録なので車検はいつも決まって
3月中旬くらの桜が咲く頃に迎えます。
これはまだ早咲きの品種なので
バイク屋に数日預けて車検を終えて戻って来る頃には
ソメイヨシノが咲いてるかも。
びっしりと咲いた小ぶりの花には
蜜蜂もいっぱい。
可愛いお尻。
菜の花も咲いて
春爛漫。
すこし空が霞んでるのは
きっと花粉だ(汗)
びっしりの桜と
びっしりのユキヤナギ。
地面に目を向ければ
ラッパ水仙がみんな同じ方向を向いて咲いています。
すきなムスカリもいっぱい。
車検に向かう前に軽くツーリングするついでに
花公園に寄って花を愛でてるわけですが
ルピナスも本数は寂しいけど咲いててくれました。
北海道ツーリングでいっぱい見た花なので
北海道ツーリングに行きたくなっちゃう。
花を愛でたら
築城方面へ走ってみるんだけど
途中で河津桜が綺麗な場所を発見。
山の裾の小さなお寺の斜面に
満開の河津桜がありました。
まだ樹が小さいながら密集して植えているため
これから楽しみなスポットになりそうな予感。
河津桜からは
お昼をまわったので途中にあるデイリーで
ランチのパンを買って築城らしい場所へ。
空が広い場所にある公園で
「今日のランチはココとするっ」
築城なので「ついき」マークの餡&ホイップクリーム。
ディリーと言えばパンなのだけど
地域限定のパンがあったりするのが楽しい。
ヒバリの囀りを聴きながら
食後のコーヒーを飲んだら公園脇に停めている銀ガメ号さんに戻ります。
今日は戦闘機は飛んでないけど
国有林のお陰で見れるこの広大な風景がたまらん。
白いハマダイコンと黄色い菜の花が
入り混じって咲く草原にもミツバチがいっぱい。
たまにはこんなのんびりと過ごすツーリングもいいよね。
バイク屋に行くだけでバイクを動かすのがもったいない気もしたため
こうして軽く好きな場所を廻って来たけど最後はちゃんとバイク屋さん。
店長に銀ガメ号さんを託して
帰りは2年ぶりのこいつで帰りました。
スクーターに見えないけど
中身はスクーターと言う面白いナビって言う110ccの
ホンダのバイクだよ。
同じピンクナンバーのバイクなので
茜ちゃんと並べても大きさは変わんない。
その1週間後・・・
令和7年4月の保険のシールを貼った
銀ガメ号さんが帰って来た。
次の車検までいっぱいツーリングできたらいいな。
今回は何一つ交換部品もなく
かなり安く済んだけど次回はミッションオイルや
ファイナルギア(ドライブシャフト)のオイルも交換する予定なので
予算組んでおかないといけない。
(あと、プラグとエアクリーナーも交換します)
では、ほぼ私の忘備録のようになりましたが
また走る時はご乗車お願い申し上げます。
対馬ツーリング(③/3)島の下半分を全部回る [ツーリング]
[対馬ツーリング ①/3](乗船から棹馬埼灯台まで)
[対馬ツーリング ②/3](千俵薪山から浅茅湾の夕景)
からの続き。
Σ・m= チュンチュン
チュンチュン =m・>
おはようございます。
対馬で迎えたツーリング3日目の朝。
2泊ともホテルの向かいのマックスバリューの地下駐車場が
ホテル指定の駐車場でした。
おかげで朝の7時までバイクを出せないけど
屋根付きで夜露もしのげて茜ちゃんは綺麗なまま。
今日は15:25のフェリーで帰るまでの間
島を堪能しまくってやるぞ。
ホテルの部屋で前日コンビニで買っていた
朝食を食べたら早々にチェックアウトし
まだ夜が明けたばかりの島の道を南下開始。
島の東岸を南に向かって走ってると
k24の峠で綺麗な朝陽が見れました。
で、峠って書いたけど
その峠から下って内陸部に入るとめちゃくちゃ寒ーーーーぅ。
島なので油断してたけど
海岸から数キロ離れると朝の放射冷却で田畑が霜で真っ白なのよ。
あんまり寒いので
途中の野カフェ(自販機だけ)で
ホットコーヒーを買って暖ったまりました。
対馬はコンビニが少ないためか
自販機の台数がめっちゃ多いので飲み物には困ることはないよ。
たまたま停まった野カフェには
野菜の無人販売所があって覗いて見ると春らしいものが置いてる。
天ぷらにするとほろ苦くて美味しいフキノトウ。
手に持つ缶コーヒーは半分を過ぎると
急激に冷めてくるため熱いうちに飲み干したら先へ。
どんどん南下していくと
島の上半分とはすこし雰囲気が違う山々の風景の
移り変わりを見ながら豆酘(つつ)崎へ。
対馬の最南端ではないけど
2番目に南に突き出た岬になります。
細い岬の道をどんどん進んでいくと
岬にあるべきものが見えてくる。
豆酘埼灯台と海の中に建つ
旧豆酘埼灯台(豆酘埼ミョー瀬照射灯)
見るからに暗礁が多そうな場所の安全を守る
新旧の灯台。
この豆酘埼灯台も5年前に来てるのですが
真夏だったため灯台しか見てなくて
今は藪も無いため灯台の周囲に残る砲台跡が見れちゃうよ。
灯台の真下にある砲台関連の建物。
昭和14年に作られた砲台跡で
鉄の扉からして弾薬庫などに使っていたのかも。
さらに崖っぷちまで行くと
しっかり砲台の丸い穴が残っています。
15センチカノン砲が設置されていたらしく
大きさはこんくらい ↓
潜水艦などを監視しする重要な場所で
ちょっと高い場所から砲台跡を見ても
監視するのにピッタリな地形なのが理解できます。
砲台跡の見学をしたら
灯台も。
旧豆酘埼灯台から
1987年にここに建てられた大型灯台になります。
頭部が昔の形なのがすごく良い。
一通り灯台の周りを巡ったら
まだ行った事のない遊歩道を歩いて見る事にします。
背の低い藪椿に覆われた岬の道を
すこし下って行くと砲台関連の施設がここにもありました。
2回目の訪問であっても
新発見がいっぱいだ。
弾薬庫なんだろうけど
頑丈に作られてるためか
我が家のガレージよりガッチリしてる気がする。
そんな弾薬庫のある岬の遊歩道から見える海。
養殖筏が浮かぶ穏やかな風景なんだけど
ずっとミャーミャー煩いのよ。
ウミネコの群れがいるのだけど
あまりに煩いので観察してみるとナブラが立ってた。
魚の大きな群れがいるらしく
慌ただしく海に飛び込んでる。
もし釣りしてる時にこんなシーンに出会ったら
魚の群れを狙って大物が下に居ると思うだけで興奮しそう。
魚の群れの動きに合わせるように
ウミネコのミャーミャーが右に行ったり
左に行ったりするのをのんびり見学。
遊歩道はまだ先があるのだけど
さらに下って戻りはそれを登らないといけないため
ここで折り返し。
では崖からくだって
島の南端から西岸側を走るよー。
(飛び降りてじゃなくバイクでな)
と、走り出してすぐですが
可愛い神社があったので神様に挨拶させていただきます。
「恵比寿大明神」
神社の多い対馬では海岸に神社があるのは珍しくないのだけど
この色に塗ったセンスが素敵。
立派な神社じゃなくても
すっごく金運が上がりそうだよ。
恵比寿大明神様に挨拶したらしばらく
寄り道するスポットもなく走り続ける。
しばらく走っていると
対馬らしい石屋根の倉庫が見えて来ます。
どんどん便利な瓦屋根に変わって
数は減ってるみたいだけど椎根の石屋根倉庫の数棟だけは
保存されています。
走りながらでも石屋根が見れるけど
どれも民家なので写真はこの椎根の石屋根倉庫だけ。
また走り出すものの島の南側の西岸って
あまり立ち寄りスポットをチェックしていなかったのだけど
道沿いに案内板が出たので寄っちゃう。
わたしがチェックしてなかっただけで
実は島の観光スポットだった小茂田濱神社。
ここはあの元寇の古戦場で
宗助国公騎馬像がありました。
蒙古から対馬をまもった武将。
昔からこうして国境ならではの
危機に晒された歴史がここにありました。
国の安全とわたしの旅の安全を祈願。
ツーリングのルートとしては
再び島のくびれ部分に近づくわけですが
この周辺から見えてくる海岸がまたワイルドさを増す。
崖がいっぱいの風景になりますが
わたしが走ってる道も崖の上だったりするよ。
すばらしい爽快快走路を
走り切ると5年前も来たお代わりスポット。
都々智神社の海中鳥居。
できればもっと満ちてて海面ギリギリな時に
来たかったな。
5年前に来たときと違っていたのは
拝殿のある島の崩落の危険があるため
ロープで入れない場所ができちゃってました。
海中の路を歩きながら見える海 ↓
島3日目ともなるとこれが当たり前になっちゃうけど
透明度すごっ。
島に行こうと思った時から海三昧になる事は
十分に分かっていたのですが最後にもう一か所
見ておきたい海があるのでそこに向かいます。
何度も走ることになる島のメイン道の
R382まで戻って来たら再びリアス式海岸の岬へ。
最後に寄っておきたかった
赤島大橋。
この橋の下の海というか
海峡がすっごく綺麗なんだよ。
身を乗り出すと怖いけど
下を覗くと底が丸見え。
これぞ離島の海の色。
海峡になってるけど
大型船の航路になっていないためか
自然のままの海の底が見えるんだろうね。
こんな海に出会えるから
島ツーリングはやめられねー。
ではそろそろお昼を回って
フェリーの乗船時間を意識しないといけない時間になったため
ここからは時間調整をしながら巡れる場所へ。
厳原まで戻ったら街の高台にある
響ホイホイに行くつもりだったのだけど
防衛省の管轄で入れん。
近くに見えるのにフェンス越しに見るだけ。
響ホイホイの横には公園があって
青のストライプのテトラポッド。
色塗るだけで可愛いオブジェになっちゃうものなのね。
ちなみにテトラポッドは商標なので
消波ブロックと書いた方がよかったかな?
公園のベンチでボーー。
実はここに来る前に
厳原の街中にある対馬バーガー屋さんで
バーガーを注文したのだけど30分ほど待ち時間があるって事で
こうして時間を潰してたんだよ。
ベンチに座ってスマホをいじってると
お店から出来上がりの着信があったのでお店へ。
(触ってる時に鳴り出すとドキっとするよね)
いろんなバーガーが選べるけど
初回なので迷わずお店の名前の付いた
対馬バーガー。
ダブルのパテにはひじきが練りこまれていて
エビやタコが入った
島らしい贅沢バーガーでございます。
お腹は無事に満たせたもののまだ時間に余裕があるため
観光地だけど万松院に寄ってみました。
宗氏が創建した菩提寺ですが
島の中とは思えない重厚な雰囲気のあるお寺なんです。
ここも二回目の訪問ですが
前回は真夏だったのでこの百雁木の階段は辛かったよ。
いまは涼しいので楽かと思ったら
やっぱり息が続かない。
灯篭が並ぶ石段の後半には
大きな楠と杉がわたしの再訪を待っています。
がんばって百雁木を登って
万松院の中にある杉の巨木の1本にタッチ。
さらに登ったところにもう一本。
巨木と歴代の藩主のお墓に手を合わせて
わたしの対馬を巡る旅はここまで。
厳原港で1番で乗船手続きをしたら
入港してきたフェリーに乗り込んで貸し切り状態の
船室でゴロゴロしてすごす。
行と同じく途中に壱岐に寄港しますが
平日と言うこともあって乗り込む乗客もすくなくて
わたしの陣地が侵されることなくゆったりと寝ころび続ける船旅。
たまに起き上がってデッキに出てみると
東シナ海に沈む夕日。
そして船の軌跡とマジックアワー。
博多港に定刻の20:10に着いたら
インナージャケットもネックウォーマーも二重して
夜の街を抜けます。
一番寒いだろうと覚悟していた峠は
思ったより寒く無くて肩透かし。
たぶん海水温が低い今は海沿いの方が寒かったみたい。
無事にガレージに着いて
暗いので茜ちゃんの手入れは後日に後回しして
対馬ツーリングはおしまい。
終わってみれば神社と海ばかりを巡ってたような気がするけど
それが対馬ツーリングの醍醐味とも言えるのかもしれない。
それでは2泊の長旅のご乗車ありがとうございました
またの島の旅へのご乗車をお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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対馬ツーリング(②/3)千俵蒔山から浅茅湾 [ツーリング]
「対馬ツーリング①/3」からの続き。
対馬棹馬埼灯台を出たわたしと茜ちゃんは
引き続き島の北西の海岸を北上中。
(因みに今回はヒビッキーは留守番中)←忘れたとも言う
美しい海岸線を走ってると
道はどんどん崖の上に上がり
最高地点くらいでこの看板。
前も来たけど通り道なので寄ってみたよ。
とにかくこの近辺の海は紺碧で美しい。
展望所には無料で覗ける
望遠鏡があるけど釜山の街は見えるかな?
う~ん、前に来た夏より
空気が澄んでるはずなんだけど見えねーな。
たぶん夜の方が夜景が見えるかもしんない。
釜山は見えなかったけど
絶景に感謝。
海と一緒のジャケットカラー。
んじゃ、次。
今回の対馬ツーリングでは絶対に行こうと思っていた
千俵蒔山に登りまーす。
急坂で抜けるような青空を真正面に見ながら登ると
そこは360度絶景に囲まれた山の上。
キャーーー、
来てよかった。
これぞ島。
これぞ離島のポテンシャル。
美しすぎて登る道を何度も往復しちゃう。
島であってもここも
九州Loveなのでありました。
こんな絶景の中に茜ちゃんを停めて
千俵蒔山の山頂まで歩いてみることにします。
これも涼しい季節に来たから
できる散策だ。
冬枯れした草原の中の道を
すこし歩くと千俵蒔山の山頂。
しっかり四角いけど三角点もありました。
「千俵蒔山、登ったぞーー」
景色もどの方角を見ても
「ヒャッポーー」の声が出る。
まだ3月なのに海がこんなに青いのは
それだけ透明度が高い証拠だろうね。
元から肌寒い日だったため
山頂を目指して歩いてる間はポカポカしてたけど
じっと景色を眺めてると寒くなったので戻ります。
岬の山の上なので
風力発電もあるよ。
では名残惜しいけど
山を下りましょう。
絶景ロードを下ったら
上県町方面を目指します。
コンビニもないエリアの中にある
有難いランチスポットへ。
そば道場あがたの里で対州そばを頂くよ。
太い平麺で噛み応えがあって
好きな蕎麦なんです。
(前回もここで食べました)
出汁はたぶん長崎県らしくあご出汁。
(多分)
お腹を満たしたら島の北端へ
山の中かと思ったらまた海岸のクネクネ道。
と思ったらまた山の中。
どこを走ろうとも対馬の道って
綺麗なのでめっちゃ走りやすい。
国境の島らしく国境トンネルを潜ったら
豊砲台跡。
セルフで照明を点灯させて
砲台跡を散策できます。
島の中で最も重要な位置にあるため
付随する施設も砲台跡も巨大。
赤城の主砲の40.4センチカノン砲が設置されていた
巨大な穴。
(土佐・長門の主砲説もあるようです)
実戦で撃つことはなく
撃たずの砲台とも呼ばれる遺構の見学でした。
実は本当の目的地はここではなく
対馬に来たらもう一度行こうと心に決めていた
島の中で一番綺麗だと思った海岸が目的地。
よそ見したら
一瞬で海に落ちれる自己責任ロードを走って
響の絶景海岸に到着。
5年前も綺麗すぎて
震えたけど今日も震えて涙が出そう。
なんとも例えようがないブルーのグラデーション。
鼻血も出そうだ。
あー、ずっと眺めていられるわ。
島ツーリングの醍醐味を十分に堪能。
まだ巡りたい島があるため
次にいつ来れるかわからないのでいっぱい
脳裏に焼き付けて対馬ツーリングは後半に向かいます。
響の絶景海岸から
島の北端を折り返して島の東岸に出ます。
暫く走ると再び綺麗な
三宇田浜が見えて来ました。
ここは観光ルートにもなっているため
観光客もそれなりに立ち寄る海岸になります。
響の絶景海岸に比べると
プライベート感は無いが
有名スポットになるのが納得の美しさ。
海岸に降りてみても
白砂が本当に綺麗なのよ。
韓国からの観光客はまだ冷たいのに
足を海に入れて遊ぶくらい綺麗な海でした。
島の東岸にはもう一か所わたしが行きたい場所があるため
茜ちゃんに戻ってそこを目指してひた走る。
一か所同じような場所を目的地にしていたのだけど
国防最前線の島でもあるため立ち入れずにスルーしたのですが
こっちは大丈夫でした。
「対馬でも響ホイホイ」
海を背景になんて美しい響ホイホイなんでしょう。
念願の捕獲を楽しんだら
このスポットにはもう一つやりたい事があるのです。
響ホイホイのある小さな岬には
遊歩道があってそこを歩いて見たかったのよ。
茜ちゃんをホイホイの外に停めて
岬の遊歩道へ。
藪椿と白い樹の低木ばかりのの
森を抜けると岬の先端。
岬の海岸には石を積んだヤクマの塔のような
石の塔が立ってる。
わたしも海の安全やわたし自身の安全も願って
石を積んでおきます。
岬の先端は普段は風が強いためか
先ほどよりも低木しな無いうえに白い樹がいっぱい。
植物には過酷な場所なのかもね。
岬を回りこむと再び藪椿の森の中。
森といってもこんなに明るくて
冷たい潮風があっても日差しが暖かい。
岬の木啄路殿崎コースを歩き切ったら
グーグル先生の衛星写真を見て
行ってみたら綺麗かもしれないと思った海岸へ。
あ~、なんかすごく好きな道。
地元の方もほとんど来なさそうなリアス式海岸の奥の
先端を目指していくと衛星写真で見た海岸を見つけました。
いままで散々綺麗過ぎた海をみたため
それらを超える感動は無いけど
ここをバイクで目指したのはわたしだけ感だけは
いっぱい感じれる海岸でした。
冨ヶ浦(冨浦)の林道のような道を進むと
出会える海岸ですがきっと観光で来た方は来ることないでしょう。
島のどの白砂ビーチより
貸し切り感を味わえます。
海だけ眺めてると
無人島の脱出島にいる気分になれます。
夏だと本当に誰も来なさそうな場所なので
裸で泳げそうだよ。
(自己責任で)
冨ヶ浦の海岸を出たらすでに島を折り返して
スタート地点の厳原を目指していますが
帰り道にある曽根崎神社に寄ってみました。
本当に対馬って神社がいっぱいでしょ?
ここは祠があるだけの小さな神社なんだけど
海に面して鳥居が立ってるのす。
ツーリングで海と鳥居ってよく立ち寄る場所の中で
ここは整地されてわけでなく地磯にそのまま鳥居が立ってるような
ワイルド感がかっこいい。
今日一日安全にツーリングで来た事を神社で感謝して
本日最後の目的地へ。
島のクライマックスはここで迎えたいと思います。
日本一の距離を誇るリアス式海岸の中心部にあって
浅茅湾が一望できる烏帽子岳展望台。
感動で震えてしまうほどの多島美が目の前に広がる。
傾く太陽に照らされて
キラキラ光る海を見ていると島々が赤く染まる。
対馬に来て一番対馬らしい風景はどこだったかと思い返してみても
ここが一番かと思えます。
烏帽子岳を下ると厳原まで国道を走るだけなので
ツーリング2日目はこれでおしまい。
そう言えば今日はツシマヤマネコを探す日でもあったのだけど
やっぱり昼間に見れるのはかなり運が良くないと見れないらしい。
見れたのは漁港の隅っこで見つけた
「ツシマノラネコ」
ヤマネコは見つからなかったけど
君と話せたからよかったよ。
[哺乳類食肉目ネコ科ネコ属イエネコ]
ヤマネコはあきらめてツーリングを終えてホテルに戻ったら
熱いシャワーを浴びて夕ご飯の時間。
たくさんお店がある中で
今日は八角堂さんにお邪魔します。
そしてカンパーイ。
ここも地の物が選べるけど
お隣さんが喜ぶ韓国料理も選べるため
それをおつまみにしてみました。
サラダにタコと辛ウマいソースがかかっていて
これは癖になりそうな辛さ。
最後は飯物で締めてご馳走様。
明日は厳原港を15:25に出航するフェリーに乗りますが
それまでの時間はたっぷり走ろうと思うので
さっさとホテルに帰って寝まーす。
では「対馬ツーリング③/3」に続く。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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対馬ツーリング(①/3)乗船から棹馬埼灯台 [ツーリング]
前回のツーリングで見た海が
透明度が高くて綺麗で久し振りに海三昧の島ツーリングしたいな~
なんて思ってたのだけど思ってるだけでは実現しないため
行動開始。
週末に1日プラスして博多港から
お手軽に行ける国境の島[対馬]に行くぞ。
島ツーリングなので茜ちゃんの出番なのですが
ツーリングバッグを積むのにリアキャリアに土台を取り付け。
土台を固定したらその上に何時ものバッグを積んで準備完了。
バッグのままでも装着出ないわけではないけど
キャリアが小さいためベルトを締めこむと
バッグが若干への字になっちゃうのよね。
で、迎えた週末の初日。
10時出航のフェリーに乗るため
博多港に8時半に到着。
博多港まではほぼ一本道で簡単に来れるのだけど
フェリーにバイクを積める台数に制限があって壱岐までが5台で
対馬まで5台とめっちゃ少ない上に予約が出来ず
早い者勝ちというシステムなため早めにターミナルに来てるのよ。
まだ窓口も開いてないため
とりあえずスグに手続きできるように乗船手続きの用紙に記入して
ベイサイドの建物の中のコンビニで船の中で食べる昼食を購入してると
中に入ってるモスバーガーの入り口にこんなバイクが展示してた。
フルノーマルじゃないのが残念だけど
わたしが高校生の時に先輩から10万円で譲ってもらえていた
時代のバイクだよ。
今じゃ新車時の数倍の値段になってますけど。
船の中ではカップ麺くらいしか
食料が無いため食べ物を購入して窓口行くと無事に1番で
乗船手続きを終えれました。
わたしを現実逃避させてくれる乗り物。
対馬行を計画する前に
沖縄ツーリングなども考えたけど
飛行機のチケットの購入や当日に空港まで行ったり
現地でレンタルバイクを借りるプランがめんどくさくなっちゃって
バイクに乗ったまま島に行けるこのプランに落ち着きました。
茜ちゃんもフェリーの治具に固定されて
落ち着きました。
週末と言うこともあって
貸し切りとはいかない船内で持ち込んだ音楽プレーヤーで
寝ころびながら音楽を聴いてると寄港地である壱岐に入港。
郷ノ浦港で乗客の9割が降りちゃうため
ここからは船内は貸し切り状態。
再びゴロゴロして過ごしていると
下船の案内がありました。
ではいよいよ対馬上陸ですが
対馬は5年前にKSR110で来てるので
2回目になります。
わたしのツーリングは2回目の場所に行くときは
なるべく初めての場所を目指すのですが
今回はこの子も探したいと思います。
対馬と言えばツシマヤマネコ。
[哺乳綱食肉目ネコ科 ベンガルヤマネコ極東亜種]
ツシマヤマネコは島の上半分で
多く見られているらしいので
翌日は上の方を回るため探しながら走る予定だよ。
フェリーの大きく開いた口から出たら
対馬で一番大きな町の厳原。
ホテルもこの町の中にあるので
しばらくお世話になることになります。
地面のプレートにもツシマヤマネコ。
上陸したのが15時の少し前なため
初日は軽く島の雰囲気のおさらいをする程度になりますが
レポートとしては1日を一回で書くセオリーを今回は無視して
3日間のツーリングを適当な場所で区切って全3回で書きたいと思います。
まずは対馬を治めていた宗氏の金石城の櫓門。
隣に前に来た時はまだ無かった
対馬博物館が建ってる。
金石城櫓門からちょっと走って
嚴原八幡宮神社。
鳥居の先は3本の階段がある珍しいスタイルで
対馬國一宮になるそうです。
パーマがきつめの狛犬さん。
積まれた石でできた階段を登って
拝殿へ。
前回はここには来ていないため
しっかり自己紹介を織り交ぜつつご挨拶。
そういえば前に来た時は真夏だったので
走るのがメインであまり立ち寄って散策って言うのを
してなかったんだよね。
やはりリピートする時は季節を変えると
違った楽しみ方ができるな。
対馬國一宮の神様に上陸のご挨拶をしたら
かるく島の道をおさらい。
あ~、そうそう
対馬の道にはこんなデフォルトしまくった地図があって
めっちゃ便利だったのを思い出した。
見ての通り今日はこの島のくびれまで。
しかしこのクビレ部分って
リアス式海岸の教科書のような地形で
複雑極まりないのよ。
島全体でもいえることだけど
ちょっと走っただけで海が右手に見えたり左手に見えたり
岬の先端に向かってるのか戻ってるのか
判らなくなってスマホのナビが無いとちょっと苦労することになります。
最低限地図は持って行かないと
道の案内板が出てても地名の位置がわかんないと
元の国道に戻るのも難しいと思います。
そんな迷路のような岬の中で見つけた
砲台跡の施設っぽい遺構。
本当は芋崎砲台へ行くつもりで
近くまで来たものの徒歩で40分くらいかかりそうなので
やめて岬の先を目指してると発見したよ。
たぶん山の上にある砲台に対して
港から物資を積みだす為の倉庫的な役割の遺構だと思います。
では島の道の雰囲気も思い出したことだし
厳原のホテルの戻って夕食。
ホテルが街の中心部にあるため
歩いて地の物が食べれる居酒屋へ。
まだ博多港までと島をちょっと走っただけだけど
お疲れさま~~。
美味い。
魚も美味い。
後、数品追加して
満腹になったらホテルに戻って寝るだけ。
まだ明るい時間から飲んじゃったけど
町はまだまだ賑わっています。
(飛び交う声の殆どは韓国語ですが)
ホテルでコテっと寝たら
朝ーーーーーー。
「おはようございます」
連泊なので
三脚と昼間用のグローブだけ茜ちゃんに積んだら
まずは街の中にあるコンビニで朝のコーヒー。
まだ寒いためインナーもネックウォーマーも装着して
まずは神聖な場所へ行ってみます。
観光客の9割がお隣さんなので
いたるところにハングル文字。
おかわりスポットですが
ここは外せない和多都美神社へ来てみました。
やはりここに来ると
空気が変わったように感じる。
ビジュアル的にも潮が満ちてる時に来たかったので
朝一番に寄るプランにしたよ。
彦火火出尊と豊玉姫にしっかり旅の安全をお願いしました。
拝殿から振り返ると
神様の通り道。
海幸山幸伝承と竜宮伝説の地で
パワーをお借りしたらツーリングの続き。
大鳥居をくぐって島のリアス式海岸の
一つの岬を目指す。
その途中にあったカッコいい樹。
岬にあるため風の影響で
斜めに育った樹。
ここも鳥居があるので小さな神社らしいけど
とにかく対馬は神社がいっぱい。
実際今回のツーリングではたくさんの神社を巡ることになるんだよ。
岬の道は先端に行くにつれて
道のクネクネが多くなる。
先端の漁港で行き止まりになるのですが
そこにある神社が目的地。
漁港にあるため海に纏わる神様かと思いきや
ここは霹靂神社。
雷だね~。
ここでもしっかり旅の安全を祈願。
霹靂神社からは
神速で次のスポットへ向かいましょう。
深い入り江のため池のようにに静かな
水面を見ながら海岸沿いの道を走り続けます。
で、着いたのはお代わりスポット、
つまり2回目の訪問地と言うこと。
「木坂の藻小屋」
台風の影響なのか立ち入れなくなって
しまっていますが島の文化を感じる建物だよ。
これは復元された小屋ですが
昔はこの小屋が島にいっぱいあって
中に畑の肥料になる藻を保管していたらしい。
小屋だけど石の組み方が
なんとも美しい。
空の広いところに石の小屋って
最果て感もあって素敵。
しかも海岸の眺めはなかなワイルドなのよ。
崖ばかり。
絶海のような眺めをみたら
ちょっとだけ海から離れた場所の目的地へ向かいます。
メインの国道からちょっとそれて
山の中に入りますが道がこんな事に・・・
アレレ?
バイクのまま行けると思ったのに・・・
この倒木は左の隙間から簡単に潜れて
もしかしたら先へ行けるかと思ったけど道の荒れ方が
半端なくなったのでバイクで進むのは断念。
台風で荒れたまま
並走してる新道があるため
この旧道は廃道になってるようだ。
茜ちゃんを停めて400メートルほど歩くと
今回の対馬ツーリング唯一の隧道が好きだのポイント。
「弓張隧道」
もっと古いトンネルかと思ったら
意外と立派なコンクリートの隧道でした。
まだ使えそうだけど廃道です。
隧道の穴ポコを楽しんだら
荒れた道を戻って島の北端を目指しましょう。
島の上半分エリアなので
ツシマヤマネコと遭遇に気を付けないとね。
ヤマネコと名が付いてるけど
地元では「田猫」とも呼ばれるだけあって
発見されるのは山では無くて田んぼの畔などが多いらしいため
田んぼがあったらめっちゃ田んぼを見ながら走るツーリングになりました。
こんな開けた田んぼにはさすがに居ないと思うけど。
島らしくない田園風景を抜けると
また島らしい道。
島の西側の海岸を走ると
前も走った記憶が蘇って来る。
覚えてるためナビ要らずで
目的地に行けました。
藪椿が咲き誇る岬。
先っちょなので
あるべきものもしっかりあります。
15センチカノン砲が設置されていた
砲台跡の先には九州ではレアな赤白の灯台でございます。
「対馬棹尾埼灯台」
初点灯は昭和42年で
平成10年に今の赤白のタイルに貼りかえられています。
近付くとタイルのテカテカ感がよく分かるね。
青い海と空に映え栄えの灯台に
敬礼!
灯台からは果てしなく水平線が続く
絶景が見れました。
何気に立ってる場所は断崖絶壁だったりする。
写真じゃ高さ感が伝わんねーな。
それと「日本最北西端」
今、日本で一番北西にいるのはわたしだ。
(前も同じような事を書いた気がするけど)
前回来た時は砲台跡がメインだったため
トーチカの跡なども見学したけど
今回は灯台を眺めたかっただけなので散策は無し。
藪椿の作る木陰で休憩したら
島の最北を目指すのですが
この続きは「対馬ツーリング②/3」で。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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菜の花ツーリング [ツーリング]
晴れ予報の響の休日でしたが
午前中は雲が多くて寒いためツーリングに出るのを一度諦めて
家でランチを食べて外を見ると快晴になてるじゃないか。
しかし晴れてるものの風は冷たいので
遠くへ行かずにのんびりしたツーリングをしてみました。
寒気が抜けて綺麗な青空になったけど
寒いため遠くへ行かずに普段はスルーしちゃうような
場所を走ってみるよ。
直方市(のおがたし)の古い建物が残る
レトロな通り。
アーケードもあって昔は栄えた町だけど
今はほとんど歩く人も居なくて
静かなのは良いけどちょっと寂しいかな。
駅の方へ走って
高架の上からJR九州のキハ。
機関区で車両が並んでるのを見ると
テンション上がっちゃう。
普段はじっくり見る事もなかった風景を
楽しんだら海を目指してみます。
岡垣町まで走って
ここからは海岸線。
朝はどんよりしてた空が嘘みたいに
青空になって海も真っ青で綺麗。
通り過ぎるのももったいないので
夏場は有料な駐車場から海岸へ。
実際は寒気の影響で寒いのだけど
色がもう冬の色じゃなくなった玄界灘。
誰も居ないビーチへ。
ちょっと荒れてるけど
これこそ玄界灘って感じのイメージ。
ヒビッキーも男の海だねと言ってます。
しょっぱい飛沫を浴びながら
茜ちゃんまで戻ってツーリングの続き。
特に目的地があるわけでもないので
ちょっと気になっていた道に入ってみることに。
グイグイと坂道を登って行くと
とっても景色がいいところまで行くことが出来ました。
長閑な里山の向こうに
玄界灘を望める高台。
高台の斜面には河津桜も咲いてる。
植木屋さんの庭に
1本だけ満開の河津桜が咲いてる。
敷地内なのであまり近づけれないけど
この桜を見ると春をいっぱい感じれる。
近くには観賞用の梅だとは思うけど
ここにもメジロがいっぱい来ていました。
巣立ったばかりのヒナっぽい。
ちょっとお気に入りになりそうな場所を見つけたら
来た道を戻ります。
海岸線まで戻って
国道をしばらく走ります。
津屋崎町まで来たら
菜の花の香がプーンと漂ってる場所へ。
古墳を取り囲むように咲く
菜の花。
まだ満開じゃないけど
元気になるイエローイエローな風景の中へ。
古墳を囲む菜の花畑ですが
実はここって世界遺産だったりするんだよ。
新原・奴山古墳群といって
歴史的に貴重な場所なんだけど
ガラガラ世界遺産の中でもトップクラスのガラガラスポット。
来てる人の9割以上は古墳じゃなくて
この菜の花を見に来てる人ばかり。
わたしもですが・・・
まぁ、見ての通り、こんもりと土が盛り上がってるだけで
別に出土品が陳列されてるわけでもないので
誰も来ねーよな。
太古の歴史に触れたら
さらに海沿いの道。
途中にある小さなお稲荷さんの鳥居。
「鳥居と海」って
つい寄ってしまう風景なんだよね。
(ここはいつもスルーしてましたが)
海岸から津屋崎の町の中を抜けます。
岬の行き止りの道まで走ったら
ここで茜ちゃんを停めてちょっと休憩。
堤防に座ってのんびりと海を見て過ごす時間。
最初に寄った海岸は荒れてたけど
風もおさまって来て凪になっていました。
のんびりと海をボーっと見てると
何か黒い大きな影が動いてる・・・
何の魚か分かんないけど
小さな小魚の群れがいったり来たりしていました。
(写真内の砂の色がすこし濃くなったようなのが全部小魚)
津屋崎の綺麗な海を見ながら
嘗て塩田で栄えた津屋崎千軒と言う集落の中へ入ります。
ちびっ子バイクじゃないと入ろうと思わない
迷路みたいな道の中にこんな煉瓦の煙突を発見。
塩田の煙突じゃろか?
寂しく絡んだ蔦と
組み方を失敗したテトリスみたいな煉瓦が
なんとも素敵じゃないですか。
津屋崎千軒の迷路を抜けたら
塩田の遺構があります。
何度となく立ち寄ってる場所なのですが
何度も寄りたくなるくらい美しい廃墟なのだから
仕方ない。
ほったらかしの「美」がそこにあります。
これから先もどういう風に埋もれて
形を失っていくのか見守って行きたいと思います。
ではそろそろ帰路に付こうと思うので
最後に福間海岸の海を眺めてから帰りましょう。
キラキラした海を眺めたら
帰る方向へ。
帰り道はそれほど気になるスポットもないため
今日で一番長くバイクに乗ってる時間になりました。
宗像から東郷を抜けるルート。
遠賀川まで一気に走って参りました。
まだガソリンを入れてガレージまで戻らないといけないけど
最後に遠賀川で休憩。
バス釣りしてる人が居たり
土筆を探してる親子が居たりと春の夕方の風景がそこにありました。
走ってると余裕で熱湯風呂にでも入れそうな
冷たい風でしたが西日が心地いい。
午後からのツーリングでしたが
初めて見る風景を見つけたりと
濃くて楽しい休日でした。
潮風を浴びたのでチェーンにオイルを差して
綺麗に拭きあげて今日のツーリングはおしまい。
海を見てたら
久しぶりに島ツーリングがしたくなったなー。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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角島燈台と水仙ツーリング [ツーリング]
それは牡蠣から始まったツーリング。
急遽集まったご近所さんたちと一緒に
牡蠣小屋でランチをすることになった週末。
朝の9時過ぎに天気が曇ってたので
バイクに乗る予定を変更して牡蠣小屋ランチをラインで
提案すると1時間後には集まるという身軽な人たち。
暇なのか?って思っちゃうけどな。
牡蠣をたらふく食べた後もカフェで積もった話に花咲かせると同時に
バイク乗りらしくツーリングの話題に・・・
こうして元気の素、タウリンを1kgほど蓄え
翌日はそれを消費すべくツーリングする事になったわけでございます。
行先はわたしが角島灯台の水仙を見たいという
事ですんなりと行先決定。
水仙はもう終わりに近いのは知ってたけど
ずっと銀ガメ号さんを動かしてなかったので
高速を使うルートにしたって言うのが行先を決めた本当の理由。
ただ朝は寒いため
すこし遅めの9時にめかりパーキングに待ち合せましたが
めちゃくそ寒かったぞ。
ガクブルガチガチになった足取りで
パーキングの展望デッキへ。
何時もの関門海峡の風景ですが
今日は今まで見たことないくらい大型船が居ない。
とってもいい眺めなんだけど
寒くてたまんないのでフードコートで先に着いてた
せっちゃんと朝の珈琲タイム。
こんな風に仲良くデートしてると
とのじんから隠し撮りされてしまった。
とのじんから遅れること数分で
こうさんともちっこさんも到着。
みんな色々あるなかで
今年も無事にバイクで集まれた事がなによりも嬉しい。
で、わたしは行先を言っただけで
ツーリングの企画者じゃないため先導するつもりは
これっぽちも無かったのになぜか先頭を走っとる。
パーキングから出て関門橋を渡ってすぐの
下関ICで一般道に降りて
吉母から海沿いの道。
今日は朝は寒くてたまらなかったけど
晴天の日差しが心地いい最高のツーリング日和になってきた。
まずは海沿いって事で
国道からそれて更に岬に向かってると巨大壁画があります。
昨年の秋にドライブで寄った
アトリエミミックさんが描いた恐竜の巨大壁画。
ここに自分のバイクを並べてみたかったんだよね。
こうしてバイクを停めて壁画を眺めてるんだけど
よく見るとバイクを停めた橋って本州最西端の橋だってよ。
地味すぎて看板がないと
スルーしちゃう。
その壁画からすこし走ると
本州最西端の毘沙ノ鼻に到着。
停め放題のガラガラな駐車場にバイクを停めて
岬を歩きますが今年は兎年って事で
うさぎのオブジェがありました。
海に向ううさぎに妖精のような小人が乗ってるけど・・・
うさぎはこんなに可愛いのに・・・
おばちゃんみたいな妖精が乗ってるじゃないか。
うさぎだけは可愛いので
同じ可愛い者同士って事でヒビッキーと一緒に。
今日はちゃんとジャケットのポケットに入れて
ツーリングに連れて来たよ。
では、最西端を目指します(本州のな)
200mほど歩くと
本州の西の端っこに到着。
このオブジェの灯台を見るのも
すっごく久しぶりだ。
九州が独立国になれば
ここが日本の最西端。
岬なので景色も素晴らしい。
青い響灘の
沖には蓋井島(ふたおいじま)
凍結する山を避けて
朝は海沿いルートにしてみたけど
冬の海も美しい。
美しい風景みながら浮いたら
先へ進みましょう。
国道は週末ってこともあって
車が多いけどマイナーな道はこんなに快適。
山口県らしい夏ミカン色のガードレールの
クネクネ道。
すこし冷たい風を受けつつも
春先を感じれるような快適なランディングです。
再び国道(R191)に出るものの
ここまで来ると車が居てもツーリング気分は変わらず
高揚しまくり。
しばらく海を真横に見ながら走り
難読地名の特牛港まで来たら次の目的地でございます。
とのじんがまだ来た事が無いって言うので
特牛灯台までご案内いしたよ。
漁港の端っこに並べて停めて
岬までの道を歩きましょう。
ちょっとの距離だけど
これが意外とキツイんだよね。
つづら折れで一気に岬の上に出て
端まで歩くと灯台があります。
明治後期に建てられた灯台で
当時の灯台と同じくフレネルレンズが収められるように
大型灯台らしい頭んだけど背が笑えるくらい低いのよ。
可愛いわ~。
この灯台大好き。
ヒビッキーも「可愛いネ」と言ってます。
では、可愛い灯台の前で
集合。
灯台の高さはJIS規格の2・5もちっこくらいかな?
特牛灯台からは
ちょっと走ったところにある恩徳寺の
「結びイブキ」を見に来てみました。
アコウもそうだけど
わたしってグネグネした樹が好きらしい。
名の通り結び目が何個も出来そうなくらい
複雑な人間関係のように
縺れまくっています。
こんな樹を見るのが好きなのは
わたしが天パーなので親近感を感じるのかもしれない。
お寺の方はブログを書き始めた頃に乗っていた赤白CB1300SFで来て以来で
すっかり屋根部分が傷んでしまってる。
本堂はちょっと残念な状態だったけど
お堂の前に植えられている早咲きの梅が満開だよ。
桜色の可愛い梅だ。
こうして梅もイブキも堪能した恩徳寺でございました。
ではそろそろお昼って事で
ランチ場所を探すけどなかなか見つかんなくて
結局角島まで近付いたところにある晴ル家さんにお邪魔しました。
駐車場にバイクを停めながらお店の方を見上げると
窓越しにお店の方と目が合ったのでジェスチャーで「OKですか?」
的なサインを送ると頭の上で大きな丸を作ってくれました。
店内に入って
色々と選べるメニューの中から角島バーガー。
今どきの手に持って食べるのが不可能なのを前提に
作られたような豪華なバーガー。
お値段は角島大橋が見える立地のお代の分だけすこし張りますが
リピートしてもいいくらい美味しかった。
それと数量限定の
ホワイトいちごのパフェ。
もちっこさんのだけど
食後のコーヒーに付いてた未使用のスプーンで
少し奪い取ってあげました。
(女子なので太ったら可哀そうだろ)
こうしてお腹を満たしたら
滅多にツーリングでは渡らない角島大橋へ。
最後の船が通過するため高くなった場所だけ
お尻がムズムズしますがずっとリアルな潮風を浴びながら
海の上を飛ぶように走れるのはバイク乗りとして至福の時間でございます。
角島大橋を渡り切って
島の一番奥が今日の目的地。
観光地なのであまり目的地にする事がないスポットなのだけど
今の時期は美しい灯台の周りに水仙が咲いてるんです。
時期的にギリギリで
もう萎れちゃってる花も多くありましたが
それでも甘い香りが灯台を取り囲んでいます。
立春を迎えようとしている青空を背景に
ブラントンさんが建てた灯台が映えます。
見たかった風景を見たので
灯台から戻りますがその手前にあるなぜこんな風に
波打ってるのか判らない広場。
集合写真を撮るとこんなにバラバラになっちゃう。
バイクを停めて歩いて散策したついでに島の先端にある
夢崎明神の祠にも。
海岸に建つ鳥居の上に何があるんだろう?と
近付いてみると賽銭箱だったよ。
すこし先に行ったところにある元乃隅稲荷の
鳥居もそうだし山口県って鳥居の上に賽銭箱を取り付けるのが
流行ってるのか?
しっかりお賽銭を収めて
角島の先端の海岸へ。
まだ季節は冬だけど
寒さを感じさせない風景の海が広がる。
朝は心が折れたくらい寒かったけど
来てよかったな。
ではキラキラの海を後にして
まだ明るい時間ですがまた寒くなる前に帰りま~す。
先導しないはずがここまでほぼ先導したので
帰りはチェンジ。
若干迷走してる先導を
どう迷うか楽しみにしながらの帰り道。
朝と同じ道に出ちゃったところで
曲がる場所だけ教えて下関方面へ。
高速に乗る前にコンビニで脱いでいたインナージャケットを着て
出る準備をしてるとMTー10乗りのライダーさんから
声をかけてもらえました。
もうみんな出発の準備が出来てるので
挨拶しかできなかったけど声をかけてもらえるって嬉しい。
下関インターから高速に入って
入ってすぐなのに壇ノ浦パーキングもリニューアルしてるらしいので
寄り道。
2階に広々とした展望デッキが出来てる。
朝と反対側から見る関門海峡。
ここで解散の挨拶をして
高速を走りながら流れ解散。
給油を済ませてガレージに戻って今日の
ツーリングはおしまい。
冬季の高速を走るとバイクの下回りが塩カルまみれに
なっちゃう事が多いけど今日は軽く拭く程度ですみました。
途中の給油も必要もない程度の距離しか走ってないけど
みんなと一緒に走しるツーリングは充実しまくりの1日でした。
ではまたのご乗車をお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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筑豊赤煉瓦ツーリング [ツーリング]
今頃?と思われるかもしれんけど
初走り。
寒い日が続く時は無理して走らず半冬眠状態を通してきましたが
晴れ予報が出たうえに最高気温が2桁台に達しそうなので
近場だけど久しぶりに茜ちゃんでツーリング。
まずは定番の平尾台。
完全に冬枯れした
ススキのカルスト台地。
今日は晴天の冬日和と言うこともあって
草原の奥にある茶ヶ床園地の駐車場は
登山やハイキングの車で満車でした。
小さな茜ちゃんは草の際に小さなスペースさえあれば
停めれちゃうのでちょっとだけ平尾台らしい道を散歩します。
当然のことながら緑の時期が一番綺麗なんだけど
この枯れ枯れした風景も大好き。
ちょっと歩いて平尾台の中で一番多くドリーネが点在する
管理林道へ。
林道を進むと
正面に大平山を望める開けた場所に出ます。
今日は登山じゃないけど
ちょっとだけ登山気分を。
んじゃ、行橋市側の斜面で山を下って
香春町方面へ。
ではここから
今日のテーマである赤煉瓦を満喫するツーリングの
スタート。
しかも「隧道が好きだ」のスポットでもあります。
平成筑豊鉄道の赤煉瓦のトンネルで
大任町のイメージのレインボー。
地元の車くらいしか通らない隧道だけど
すぐ隣には水路用の隧道もありました。
こちらも単線で開業した後に将来複線になってもいいように
煉瓦を続けて積み重ねやすくするため
下駄状のまま。
せっかくなので列車が来るのを待とうと思いましたが
ローカル線らしく待っても来そうもないし
昼前に家を出てランチタイムになったため
コンビニでランチを仕入れてランチ場所へ。
呉ダムから
残雪がところどころ残る山道を登って
大坂山までやってきました。
頂上直下に茜ちゃんを停めて
大坂山の山頂まで来ましたがランチ場所はもうちょっと先なんだよ。
ツーリング中とは思えない
景色の中を歩く。
300mくらだったと思うけど
山道なので若干遠く感じたものの
目的地に到着。
大坂山の薬師ノ頭と言う開けた場所。
ヒャッポーーー。
そんな絶景の中で
今日のランチはココとするっ。
うまー--い!
(奥に見える山頂が薄茶色の山が平尾台)
もちろん食後のドリップコーヒーも忘れずに。
山の上なので風は冷たいが
バイクのジャケットを着てるため
ちょうど良くて最高のランチタイムになりました。
御馳走様。
バイクまで戻ってツーリングを再開。
大任町の先から
大峰炭鉱の跡地の中の道。
ブログを始めた当初はまだ遺構がたくさん見えていたのに
もう草木に埋もれて一部しか見れない。
炭鉱跡の外周を走って
嘉麻市方面へ走ります。
R322で嘉麻市に入りますが
その途中にある見晴らしのいい清正公園。
ここでスマホのナビを起動させて
その目的地の途中にある赤煉瓦の遺構。
炭鉱跡地のほとんどがソーラー発電のパネルに覆われてる中で
ここも例外なく味気ない風景に変貌しちゃってる。
そんな一角に辛うじて
ここが日本の産業を支えた事を示す巻揚機の台座が
ポツンと残っています。
共同石炭鉱業日吉炭鉱の鉱山跡地に残る煉瓦の遺構で
周辺の風景は残念になったけど
この長い歳月が作り出す煉瓦の風合いはたまらん。
ここは藪を進んだりすることも無く
広い通りに面しているためなんの苦労もなく眺めれます。
この後はナビに従い
入った事の無い路地に入って奥まで行くと
古河鉱業の赤煉瓦の遺構に到着。
ここは赤煉瓦の棟とそれを
囲む煉瓦の塀が残ってるだけですが
初めて来る場所なので久しぶりに廃墟ハンターの血が騒ぐよ。
塀の中に建物は
荒れすぎてて入り口から覗くのが精いっぱい。
煉瓦の色も欠け具合も素晴らしい。
誰も来ないような場所なため
特に立ち入れないような処置はされていませんが
しなくても入ると危険な雰囲気満々なので入りません。
なので正しい見学の仕方はコレ ↓
浮いて覗きましょう。
と、ランチの後は赤煉瓦三昧でしたが
その移動の途中に大きな楠があるのでちょっと一休み。
「三郎丸の大クス」
数ある楠の巨木の中では
小ぶりだけどポツンと1本だけ大きな木があるためか
立派に見えます。
幹よりも根本がかっこいい楠だ。
常緑樹なので
真冬でも青々しています。
何時ものように触らせてもらいますが
気温より暖かく感じるよ。
それとこの三郎丸の大クスは河童との
関わりもあるらしい。
どんないたずらか知らんけど
縛り付けるって罰が重くないか?
では赤煉瓦を巡るツーリングは終盤戦へ。
炭鉱の赤煉瓦を見てきましたが
また鉄道関連の赤煉瓦へ。
JR後藤寺線の煉瓦の小さな隧道ですが
見ての通り茜ちゃんでも狭く感じるくらい小さいのよ。
出口と入口の坑口の大きさが違ってて
ドラえもんの道具に出てくるガリバートンネルみたいになっています。
入る時は普通に入れたけど
出口の方はこんなにギリギリ ↓
屈まないとヘルメットが天井に当たるよ。
歩くにしても低くて普通には通れません。
赤煉瓦と言うよりも
隧道の小さが楽しい場所でしたが
トンネルを出たり入ったりしてるとキハ通過。
撮り鉄も出来て
気が済んだので本日のラスト煉瓦へ。
頭をぶつけないように
隧道から出たら夕方が近くなって冷えて来たため
庄内池でトイレ休憩。
池の外周が公園として整備されているため
寄りやすいトイレが設置されいるうえに
クヌギの森がいい感じになってる。
用もないけどなんとなく素敵だったので
ウッドデッキを歩いてみた。
カサカサとクヌギの枯葉の上を歩いたら
茜ちゃんまで戻ります。
庄内池を出て
遠賀川の土手の道。
今日は朝から夕方まで雲一つない晴天だったなー。
陽も傾いて
土手の直線の道が光の道になりました。
その先にあるのが平成筑豊鉄道の
赤煉瓦の橋梁。
西日を浴びて
また違う色味を見せる赤煉瓦。
1月って寒波が入ったりして
天気が良い日って少ないため久しぶりにみる夕景です。
日暮れが近くなって
鵜たちもねぐらに帰っていく時間。
風が冷たくなったけど
蓄熱した煉瓦は暖かい。
最後は橋梁を通過する平筑を見送って
今日のツーリングはおしまい。
今日はテーマにそって5箇所の赤煉瓦スポットを巡った
ツーリングでしたが初めての場所もあって
新鮮な気分で楽しめたツーリングでした。
しかし走った距離はいつもの半分以下だったり(笑)
真冬のツーリングはこれくらいがちょうどいいのよ。
ではまた暖かい日があれば走りたいと思いますので
ご乗車お待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibik ◆◇◆
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